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ミードペアリングという新提案 Aurumミードが切り拓く、新たなフードペアリングの世界

ミードペアリングという新提案 Aurumミードが切り拓く、新たなフードペアリングの世界

最終更新日 投稿
[著]

ミードペアリングという新提案
Aurumミードが切り拓く、新たなフードペアリングの世界
ワイン、日本酒、ティーペアリング──。
レストランにおけるペアリング文化が成熟を迎える中、いま静かに存在感を高めているカテゴリーがあります。それが「ミード(蜂蜜酒)」です。

従来、ミードというと“甘い蜂蜜酒”をイメージする方も少なくありません。しかし、オーストラリア・バイロンベイ発のプレミアムミードブランド「Aurum」は、その固定観念を大きく覆します。

Aurumのミードは、単なる甘味酒ではなく、現代ガストロノミーに寄り添う“フードペアリングビバレッジ”として設計されています。

酸、テクスチャー、香り、余韻によって構成されるその味わいは、時に高級ワインやシャンパーニュと見間違えられるほど。実際、ブラインドテイスティングでは高級ワインと誤認されることもあるといいます。

今回、Aurum創業者でありワインメーカーでもあるルイ・コスタ氏が来日。
リーデルでは、その哲学やペアリングへの考え方、そしてグラスによる表現の違いについて話を伺いました。

“3つの原料”から生まれる、ガストロノミーのためのミード

Aurumの発酵は、わずか3つの原料から始まります。

はちみつ

独自酵母

極めてシンプル。
しかし、そのミニマルな構成こそが、Aurumの純度と個性を生み出しています。

原料となる蜂蜜には、オーストラリア産のマヌカハニーやマカダミアハニーを使用。ロットごとに風味が異なる蜂蜜は、まるでブドウ品種や畑の個性のように、酒質へダイレクトに反映されます。

つまり、Aurumにとって蜂蜜は単なる甘味料ではなく、“テロワール”そのものなのです。

さらに、10年以上継代培養されてきた独自酵母を使用。
この“生きたスターター”が、マヌカ特有の難しい発酵条件に対応しながら、驚くほどクリーンで精密な酒質を実現しています。

ワインメーカーが造る、“ワインのようなミード”

Aurumを設立したのは、フランス系オーストラリア人ワインメーカー、ルイ・コスタ氏。

カタルーニャのルーツを持ち、祖父から養蜂と醸造文化を受け継いだルイ氏は、ボルドーの名門シャトーでワイン造りを学びました。
その後オーストラリアへ渡り、著名ワインメーカーやクラフトブルワリーで経験を積んだ後、Aurumを創業します。

彼が目指したのは、“ワインの儀式を愛しながら、よりクリーンで意識的な選択を求める人々のための飲料”。
その哲学は、製法にも色濃く反映されています。

「私たちを差別化しているのは、カテゴリーではなく、生産哲学です」

そう語るルイ氏。
Aurumでは、蜂蜜を完全にドライまで発酵。その後、熟成とリザーブミードを用いたブレンドによって複雑性と構造を構築します。

このアプローチは、シャンパーニュメゾンにも通じるもの。
ベースワインを完全発酵させ、熟成とアッサンブラージュによって奥行きを生み出す考え方が、Aurumのミードにも応用されています。

その結果生まれるのは、“甘さ”に依存しないミード。
酸、テクスチャー、余韻によって構成される、料理のためのミードです。

プレミアムレストランで支持される理由

Aurumは現在、オーストラリア国内でも高級レストランやラグジュアリー施設を中心に展開されています。

スパークリングシリーズは150AUD前後、スティルミードは90AUD前後というプレミアムポジションを確立。

さらに、
Best Australian Mead
Best Innovation NSW Award
Australian Financial Review “Top 20 Best Drinks”
など、多くの評価を獲得しています。

また、パリの老舗百貨店「Galeries Lafayette」や、タスマニアのラグジュアリーロッジ「Saffire Freycinet」などで採用されていることからも、その品質と世界観が高く評価されていることがわかります。

4つのスタイルが生み出す、新しいペアリング体験

Aurumの魅力は、そのスタイルの多様性にもあります。

スパークリング、白、赤、熟成──。
それぞれが料理とのペアリングを前提に設計されており、ワインとは異なる新たな食体験を生み出します。

Sparkling Blanc de Miel
“アペリティフとしてのミード”

シャンパーニュ製法に着想を得た、骨格のあるスパークリングミード。
蜂蜜由来の自然なブリオッシュ香と、レモンや柑橘を思わせるフレッシュな酸、そしてミネラル感のあるドライな余韻が特徴です。

推奨ペアリング
生牡蠣
キャビア
スモークサーモン
寿司
天ぷら(塩)

提供温度
3〜6℃

推奨グラス
シャンパーニュ・ワイングラス

アロマを保持しながら、繊細な泡と緊張感を美しく表現します。

商品タイトル
品番:code-1234


White Gold

“旨味と香りをつなぐ白系ミード”

有機マカダミアハニーとクローバーハニーを使用した白系ミード。
白い花やアーモンドを思わせるアロマと、繊細な塩味が特徴で、魚介料理やハーブを使った料理との親和性に優れています。

推奨ペアリング
刺身
マグロのタルタル
鶏肉のクリーム煮
きのこ料理
ハーブ系エスニック料理

提供温度
3〜6℃

推奨グラス
アロマを集める白ワイングラス

商品タイトル
品番:code-1234

Ruby

“赤ワイン的構造を持つミード”

Aurum Rubyは、Aurumの哲学を象徴する一本です。

黒スグリ、ラズベリー、ワイルドブルーベリー、サワーチェリーを共醸し、フレンチオークで熟成。
さらに、発酵前のコールドソーク、果皮浸漬、温度管理といったワイン醸造技術を用いることで、赤ワインのような構造とタンニンを備えています。

推奨ペアリング
鹿肉
ジビエ
ビーフカルパッチョ
ブルーチーズ

提供温度
12〜16℃

推奨グラス
ピノ・ノワール型グラス

広めのボウルが果実の層や樽由来のニュアンスを引き出し、立体感のある味わいを形成します。

商品タイトル
品番:code-1234


日本料理とミードの高い親和性

今回のインタビューで特に印象的だったのが、日本料理との相性についての話でした。

Aurumでは、オーストラリア国内でも日本人シェフやソムリエとともにペアリング研究を重ねているといいます。

特に相性が良かった料理として挙げられたのが、
刺身
寿司
天ぷら
みりん焼き
焼き魚
など。

ルイ氏は、「Aurumは日本料理の繊細さを壊すのではなく、テクスチャーや旨味、新鮮さを引き立てる」と語ります。

中でも興味深いのが、“みりん”との共通点です。
発酵由来の甘やかなニュアンスと旨味の重なりが、ミードとの高い親和性を生み出しています。

ペアリングの鍵は、
“バランス”
“旨味”
“アロマの重なり”。

過度な辛味を避けることで、蜂蜜由来の繊細なニュアンスを最大限に活かすことができます。

グラスで変わる、ミードの表現

Aurumのミードは、グラス形状によって大きく表情を変えます。

重要なのは、“甘さ”ではなく、
香り

発酵感
テクスチャー
をどう引き出すか。

スパークリングや白系では、香りを保持しながら緊張感を保つ形状が有効。
一方、Rubyのような赤系では、果実と樽、タンニンを広げる大ぶりグラスが適しています。

ミード専用グラスではなく、“スタイルごとに最適化する”という考え方は、まさにリーデルの哲学とも重なります。

“第三のペアリング”という可能性

Aurumのミードは、単なるトレンドではありません。

ワインでも日本酒でもない、“第三の選択肢”。
そして、料理に寄り添うために設計された新しいペアリングビバレッジです。

ペアリング文化が進化を続ける今、ミードはレストランの食体験そのものを再定義する可能性を秘めているのかもしれません。

---ここに動画が挿入されます---

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