
ESPRIT C. KEI GINZAの魅力
ESPRIT C. KEI GINZAは、ジャンルにとらわれず“innovation gastronomique(美食の革新)”を追求するレストラン。室町時代後期創業の和菓子屋 とらや と共に作るレストランとしては、2021年に静岡県御殿場市にオープンした Maison KEI(メゾンケイ) に続く、2店舗目だ。
ESPRIT C. KEI GINZAの店名に入っている「C」は、「cuisine(料理・厨房)」、「creation(創造性)」を意味し、独創的で創造性あふれる料理を生み出す小林 圭氏の「ESPRIT(精神)」である「自然の恵みに敬意を払い、お客様の記憶に残る料理をつくること」を体現している。
中島 一希 氏 (インタビューを受けた人)
「ESPRIT C. KEI GINZA」所属。 シェフソムリエを務める。「銀座レカン」「レストラン アピシウス」でソムリエとして勤務し、「Gucci Osteria」シェフソムリエを経て現職に至る。 2018年「第2回ボルドー&ボルドーシューペリウール ソムリエコンクール」ファイナリスト。

ワインへのこだわり
「ローヌ地方のワインを一通り取り扱っていると思います」
そう笑顔で語るのはシェフソムリエの中島 一希氏。
ESPRIT C. KEI GINZAのワインリストは中島氏が3つのこだわりを持って決定している。
・赤ワインを豊富に取り揃える
・古いヴィンテージのワインをラインナップ
・ハーフボトルのワインを常に70種類用意
ほとんどのお客様が牛や鶏などの肉料理を注文されるので、そこに合わせるワインとして赤ワインを選ばれる方が多いそう。
ヴィンテージが古いボルドーやローヌの赤ワインにはオリが多く、リーデルの
<デカンタ>コルネット
や
<デカンタ>ウルトラ
でデカンタージュしてから提供するこだわりのサーブ。
またボトル売りを基本としているので、ニーズに合わせ豊富なハーフボトルサイズのワインも揃えている。
さらに同じボトルのワインを飲んでいる途中でも、料理やワインの状態に合わせてグラスを変えることもあるそう。
例えばチーズを提供する時には少し小ぶりのグラスに変えたり、食事の脂でワインの風味が変わりそうな時には新しいグラスに交換する。
グラスによるワインへの影響など細やかな点まで、サービスが行き届いていることに驚きと、こだわりを感じた。